みなさんこんにちは、Liliの石川(はじめ)です。
ついに3/30…
LiliSTARTリーグが開催されました!!
この大会は大人から卓球を始めて3年以内の方が参加対象です。
なぜこの企画を立ち上げたのか
現在私は卓球のコーチとしても働いています。
そのため社会人から卓球を始めた方と接する機会が多く、よくある会話が
はじ「かなり上達されましたし、そろそろ試合にも出ようと思いませんか?」
生徒さん「うーん…。出てみたいけれど所属チームも無いし、まだ自分の実力だと出ても勝てなさそうだしなあ…。まだ予定はないです。」
はじ「そうなんですね。試合に出たらもっと卓球が楽しくなるとも思いますけれど、ハードルは高いですよね汗」
というものです。
学生時代からやっている方からすると、試合に出る事は抵抗のない事だと思います。
ただ社会人から始めた方が一歩踏み出せる環境は多くないと感じています。
平日のレディース大会はカテゴリー分けして大会が開催されており、どなたでも勝ち負けを楽しめるかもしれません。
ただ試合の殺伐とした空気には、初心者の方が一歩引いてしまうところがあります。
どこかで準備、経験することが必要なのではないでしょうか。
既存の環境ではPTAがその役割を果たしていると感じます。
PTAで初心者同士で試合をしているうちに卓球にハマってしまい、本格的に練習を始めたという方と何人も会ってきました。
このような環境を作れば、卓球をより楽しめる方が増えるのではないかと感じ、Lili STARTリーグの開催を決定しました。
初心者から次のステップへの橋渡しを
第1回大会はLili HanaReで開催され、5名の方にご参加いただきました。
最初は皆さん緊張しており、会場が試合特有の重い空気になりかけました。
これはまずいと思いましたが、いざ試合が始まってみると空気は一変。
卓球場からは笑い声やどよめきが絶えず聞こえてきます。
最初は無かった参加者同士の会話も、徐々に増えてきました。
一緒にボールを打てば、人同士はすぐに打ち解けられるという事を目の当たりにしました。
この企画の参加者同士でのコミュニティが生まれ、練習や試合を共にする事もあるかもしれません。
そうなる事が、自分の本意でもあります。
どのように開催したのか
今大会では基本的に社会人から卓球を始めた方が集まり、3セットマッチで試合を回してもらいました。
3セットマッチにした理由は試合数を多くし、初対面の人との試合に慣れてもらうためです。
運営にはP4MATCHシステムを採用したため、大会はスムーズに進行しました。
P4MATCHシステムとは大会運営を円滑に行うためのツールです。
これについては後日記事を書こうと思います。
反省点
初めての試みだったため、もちろん反省点も数多くありました。
以下に箇条書きにしていきます。
・試合時間が思った以上に短くなり、急遽試合を2周することにしたがその際の準備に手間取った。
・卓球場内では試合を隣でやっているためお客さん同士が話しづらそうだった。待ち時間はカフェスペースにいてもらうように改善する。
・ワンオペだとドリンクを作る事に時間を割いてしまい、試合の様子がやや見辛い。
ただ満足度のアンケートを取ったところ、回答者全員に最高評価を頂きました。
当日の空気やアンケートの結果から、この企画には手応えを感じています。
おわりに
無事第1回大会が終わり、第2.3回大会も既に実施が決まっております。
第3回は現在参加者を募集中です。
ただこの記事を読んで頂いた方にお願いがあります。
それは…
この企画を至る所で真似してほしい
ということです。
今回の記事では多くを語っていませんが、卓球界では子供達をはじめ、多くの方が競技から離脱しています。
ラケットを握り始めても、楽しさを感じずに競技から離れてしまう事は残念な事です。
業界としても卓球に関わる人が減る事は、物販、レッスン、観戦といった部分にマイナスになってしまいます。
僕個人の意見ですが、業界内での事業には卓球界のパイを広げる、離脱者を減らすというものより、既存の一部の競技者、愛好家からお金をもらうという形のものが多いと感じています。
最近そうでは無い事業も増えてきたように思いますが!
ただこのような内容を発信するだけなら、誰でもできると思います。
言うからには行動を起こさねばならないと思い、今回のイベントをスタートしました。
今回注目したのは競技からの離脱率を下げるということです。
離脱してしまう理由には様々なものがあると思います。
自分はそのうちの理由として、勝ちを経験できないことが挙げられると感じています。
子供達の試合は多くがトーナメントでカテゴリーも少ない。社会人向けの大会もある程度の実力を持つ方向けのものが多いです。
その中で初戦負けや全敗を繰り返して、卓球を楽しいと思えるのでしょうか?
最初は楽しかった卓球も、あまりに勝てないと向いていないと思い、競技から離れてしまうでしょう。
それならばカテゴリーを細分化して、勝てる人を増やせばいいのではないか、私はそう考えました。
そこから社会人向けの初心者大会を企画することにしたのです。
1.2回の大会の募集を行ったところ需要はあるように感じました。
今回は社会人スタートの方向けの大会を作りましたが、カテゴリーはなんでもいいと思います。
卓球を始めた方がそれぞれ活躍できる場を作っていけば、自然と競技も盛り上がるのではないでしょうか。
長くなりましたがこの企画への思いを書かせて頂きました。
自分がいつまで主催するかはわかりませんが、「こんなやり方もある」という事を知ってもらうだけでも意味はあると思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
石川朔