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【卓球】全日本選手権男子決勝 タイムアウトを読み解いてみた!

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エゴイスト島村です!
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先週は、全日本選手権が開催されましたね!
卓球をしている方なら嫌でも注目してしまう試合。
俺も、出場したこともありますがあの大会は緊張感が別物。
何回出ても慣れないです・・・
今回は、無観客ということでライブ配信で試合観戦が出来て、これはこれで近い視点で見れたためよかったなと思います🙆‍♂️
俺自身決勝は、zoomを使い、Twitterを介して複数の方と一緒に観戦しました!
一人で見るより断然楽しかったです😂
Zoom試合観戦これからも実施していきたいと感じました!
女子は、石川佳純選手、男子は及川瑞基選手が優勝!
決勝は、男女ともにセットオールでラリーも凄まじく観戦している人を魅了した試合でしたね!

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は全日本選手権男子決勝のタイムアウト後について読み解いてみたいと思います。
男子決勝では、両選手タイムアウトを使用しましたが、タイムアウト後の及川選手が非常に良い展開を創れていました。
これは面白いと思い、俺なりに読み解いてみたいと思います!!
参考こちらからアーカイブが見ることができます!※いつまで視聴可能かは視聴可能かは不明です(2021/1/20現在視聴可能)

こちらからアーカイブが見ることができます!※いつまで視聴可能かは不明です(2021/1/20現在視聴可能)

両選手の特徴

【森薗選手】
左利き・シェーク裏裏
フォアを主体にし、フォアの技術が非常に精度が高い
フットワークを活かし、フォアでの強打選手
バックではコンパクトなフォームでブロック、掛ける精度が非常に高い
レシーブはチキータから先に攻めて、上回転系のラリーに持ち込む展開が多い
決勝では、ベンチコーチは誰も入らず一人で戦っていた。

【及川選手】
右利き・シェーク裏裏
安定感のある両ハンドを主体に戦う
バックハンドのコースをつく攻撃の精度が非常に高い
台から下がったところでも、安定感を落とさずにラリーが出来る
台上のボールタッチが非常に繊細で、今では珍しいフォアフリックの精度が高く、武器である
決勝では、木下グループ卓球部総監督の邱建新(キュウ・ケンシン)監督がベンチコーチに入っていた。

簡単ですが両選手の俺が思う特徴はこのような感じかと思います。
両選手の関係は、両者青森山田中高出身の先輩後輩関係。
大学では、森薗選手が明治大学、及川選手は専修大学へ進学。
関東学生リーグでも数多く対戦していて、いつも競った試合をしていました。
試合が終わるまでどちらが勝つか本当にわからないという好カードだと思いました😎

この後から各選手のタイムアウトについて読み解いてみたいと思います。

及川選手のタイムアウト

森薗選手に、2ゲームを先取された3ゲーム目の1−4で負けているタイミングでタイムアウトを取りました。

【なぜこのタイミング?】
2ゲームを先取され、このままの勢いだと3ゲーム目も落としてしまうかもしれないとうことでタイムアウトを選択したのだと思います。
3ゲーム先取されてしまうと、森薗先取に余裕が生まれてよりアグレッシブなプレイになる恐れもあります。
そのためにまず3ゲーム目を落とせないという意味でのタイムアウトだったのではないかと思います。

【何が変化したのか?】
このタイムアウト後は、及川選手が11−5で3ゲーム目を奪取しました。
及川選手
・ロングサーブを多用し始めた
・巻き込み系のサーブを主体にした
・攻めから打たせるようなレシーブに(バックに長くツッツキ等)
・ラリーでは基本バックに集め、決め球はフォアに厳しく詰める
一方森薗選手は、流れが自分にあるため、変化のある展開は見えませんでした。
本当はあると思いますがわかりませんでした!

他にも変化させたことはあるかもしれませんが、この4つが大きな変化だと思います。後のセットを見てもそう思いました。
この変化をすることで、森薗選手のブロックの時の待ちが外れたような印象です。
また、これまで上回転系からのラリーが多かったため、バックに長いツッツキが効いたんだと思います。

森薗選手のタイムアウト

森薗選手が、ゲームカウント3−2でリードし5−3でポイントをリードしている時にタイムアウトを取りました。

【なぜこのタイミング?】
このゲームでは、5−1のポイントで森薗選手がリードし、その後及川選手が2ポイント取った時点でのタイムアウトでした。
意図としては、及川選手に傾いている流れを止めて自分の流れにしたいから考えを整理するという意図かなと思います。
ゲームカウントをリードしていて、このゲームで試合を決めたい気持ちが強かったのかと思います。

【何が変化したのか?】
このタイムアウト後は、一時は森薗選手が6−3とリードし、6−6に追いつかれたのち、8−6とまたリード、9−9となり結果的に及川選手が12−10で奪取しました。
森薗選手
・及川選手のフォアに球を多く集めだした(ラリー、レシーブで)
・揺さぶるためにバック前に1本だけサーブをだした
及川選手
・フォアのストレート攻撃を増やした
・サーブをバック前に順回転、ミドルに巻き込み系のサーブに
・レシーブを思い切ってチキータ

特に及川選手のフォアへのストレート攻撃が非常に有効的な攻めだと思いました。
フォアに攻めることによって、森薗選手が回り込みづらくなるため。
7セット目にも大きく響く攻撃だったと思います。

勝敗の結果を分けた2回のタイムアウト

今回はタイムアウト後に焦点を当てて読み解いてみました。
タイムアウトの重要性を改めて感じさせられる試合でした。
そして、この試合では及川選手は、ベンチコーチ有り森薗選手はベンチコーチ無しということで俺が気づいたベンチコーチの重要なメリットを共有したいと思います。

【ベンチコーチがいるメリット】
・気持ちを鼓舞してくれる
・自分で気づかない戦術を考えてくれる
・自分で気づかない相手の嫌がっている部分を教えてくれる

簡単に3つのメリットがあると思いました。
攻められて、嫌な展開が続いた及川選手ですが、ベンチコーチの邱監督が気持ち的にも戦術的にも支えていたのではないかと感じました。及川選手が2回のタイムアウトでどちらのゲームも奪取できたということがこれを裏付けるものなのかなと感じました。

また、ベンチコーチと選手は絶対的な信頼関係があってこそ、最大の効力を発揮できると思います。
練習の時から選手は監督を、監督は選手をしっかり見てコミュニケーションを取ることが非常に大切なことだと思います!

今回の決勝は、魅了される試合面白い試合勉強になる試合で最高でした!
皆さんも、こんな最高な試合ができるように一緒に強くなりましょう!!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!!
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naaachi1220@gmail.com

島村直道です。通称「エゴイスト」 10年以上卓球を続けており、出会った人ほとんどにそのセンスを認められた選手。 卓球だけでなく多角的な発信を出来るように頑張るよー!

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